もう随分昔の話のような気がする。
天皇陛下のご譲位を巡って、一部の「保守」系知識人がトンチンカンな発言を繰り返していた。私が期待している若手の経営者がこんな事を述べていた。「保守の知識人というのは立派な方々だと思っていたのですが、違っていましたね。あれ以来、信頼感が一挙に失われました」と。本物か偽物か。あれでハッキリしたのではないか。そんな中で、こんな発言もあった。「仮に、新たに譲位の制度をつくるとしても、退位の要件はどのように規定すればいいのでしょうか。例えば、何歳から可能なのか。…健康状態を要件にするとすれば、どのような状態を指すのか。さらに退位にあたっていかに外部の恣意的な要素を排除できる手続きをつくるのか…当然、法改正も必要で、こういった問題の検討に膨大な時間がかかります。歴史的には天皇が退位する際には、退位式というものを行いますが、この退位式はどのようにするのか、という問題もあります。…数年単位の時間を要するでしょう」(八木秀次氏、平成29年)ご本人は今頃、穴があったら入りたい気分だろう。それとも蛙の面に何とやら。
厚顔無恥を決め込んでいるのだろうか。